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"常に未完成の家" DIY的家作り LOG note

車庫の屋根葺きDIY

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さてさて、件の車庫DIYですが、さすがにモノも大きいだけあって、この報告ページもふたつに分けてみました。
こちらでは、屋根葺きの部分に焦点を当てて報告していきます。
今回の車庫の屋根も家と同様にガルバニウム鋼板・一文字葺きにしたのですが、家と同じような写真が並んでいてもつまらないので、今回は一文字葺きのおおまかな原理/やり方などを踏まえつつまとめてみました。参考になれば幸いです。

2007年 秋 屋根材検討中。。。

予算の関係でほったらかしだった車庫の屋根も、雪が降る前にはなんとかしなきゃ!
手軽にアスファルトシングル葺きにするか、スレート葺きにするか、もしくは家と同じガルバニウムの一文字葺きにするか。まずはここからの検討です。
(ちなみに、ウッドシェイクは高いのでハナからNG、瓦は重いので同様に却下です。)

コスト的にはアスファルトシングルが安いんだろうけど、屋根の勾配が2寸しかない(緩すぎる)ので、雨漏りや耐久性、雪の落ちにくさなどの部分で、なんとなく気が引けて決めかねていました。
それらの条件を考えれば、出来ればガルバニウムの一文字葺きにしたいところなんだよね。
ネットでアスファルトシングルの値段を下調べしてみたところ、格安というイメージのシングル材でも、我が車庫の屋根(16坪分)となると、結構な値段に・・・。ますます気が引けてしまいます。
業界の人に聞いてみたところ、シングルは結局ホームセンターが一番安いよ、と言われ、そこも覗いてみたのですが、やっぱり高い。どーしよーーー。
まあ、悩んでいてもしょうがないので、まずは比較材料その1として、家を建てた工務店にガルバニウムの見積りを依頼してみました。

すると、なんと!
シングル材の値段からイメージしていた金額よりも、まったくもって安いじゃないですか。下手なアスファルトシングルより全然安い。
色々分析するに、一文字葺きはどうも「板金工事代金」が高いだけで、材料自体は大したことないのかもしれない、という結論に。
あはは。それなら万事好都合、工事はDIYでやっちゃうもんね(笑。
材料のみで早速発注したのであります。

2007年12月7日 屋根材が来た!

そんなこんなで12月になってしまいましたが、ようやく屋根材到着。

Kパパ不在で、Kママがいるときに配達に来たのですが、なんと屋根上まで上げておいて貰いました。
ついでに屋根釘も貰っちゃったり。

うむむ・・・Kママ、恐るべし。




さあて、明日はちょうど休み、屋根工事に入っちゃいますか!!

2007年12月8日 屋根工事

休みの日はぐだぐだと朝寝坊の傾向があるKパパですが、今日はシャキッと早起き(笑。
朝ご飯もそこそこに、いそいそと仕度を進めます。

まずは、下準備から。
ガルバニウムに釘を打っていくときに垂木のある部分に打てるよう、あらかじめ釘打ちラインを出しておきます。

写真はチョークライン。
「墨出し壷」のチョーク版ですね。
滅多に使わないですが、あると便利です。
どういうものかって?
詳しくは下の写真を見てください。



チョークラインの構造としては、本体の中のリールに糸が巻いてあり、そこにチョークの粉を入れるようになっています。そこから引き出した糸はチョークまみれになっている訳ですが、まず、線を引きたい始点から終点までその糸をピンと張ります。糸にはやや弾力があるので、ピンと張ったまま中間地点で糸を持ち上げ、パッと指を離すと・・・糸はバシッと下にぶつかり、そこに綺麗な直線でチョークの跡が残る、という仕組みです。
今回のような、長い直線の墨を出したいときには欠かせない道具ですね。


続いての下準備は、野地縁の水切り金物の取り付けです。

これをつけていないと、いくら屋根の上面を完璧に雨仕舞いしてあっても、脇から水が裏面を伝って入っていってしまいます。
逆にこれがあれば、いくら水が伝わろうとも金物の垂直部分で下に落ちてくれる、という仕組みです。

こいつを屋根のへり、四方にぐるり廻しておきます。





写真左はコーナーの処理。ふたつの金物を90度に付き合わせるのではなく、こんなカンジで折り曲げで処理します。
写真右は水切り金物をひととおり付け終わった図。見た目もぐっと締まりますね。

さて、こうして下準備が済んだら、いよいよ本作業!
…の前に、一文字葺きの仕組みをざっと説明します。



車庫の屋根葺きDIY その2 へ続く)