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"常に未完成の家" DIY的家作り LOG note

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ここは、スピーカー自作に興味を持って色々と調べるところから始まった、スピーカー工作に関する私なりの軌跡をまとめたページです。

2009年2月10日 自作スピーカーの勉強開始!

さてさて、いよいよこんなヲタクの領域に踏み込んでまいりました。かはは。
(ここに至るまでの経緯はピュアオーディオへの道 その2 あたりをどうそ。)
色々ネットで情報収集をすると、自作スピーカー業界(?)では長岡鉄男さんという人が有名で、その人の設計の自作用スピーカーは所謂「信者」がいるほどスゴイらしい。−−だけど、どうも形が奇抜すぎて、私にはNG。
やっぱりインテリアとしての見栄えも重視したい訳で、それなりのサイズと形に収めたいのであります。
とはいえ自作スピーカーは木工以上に奥が深い。まずは色々情報収集であります。

<スピーカーの形態〜ユニット数編〜>
さて、スピーカーは、スピーカーユニットの数で大きく分類できます。
ひとつのユニットで全ての音域をカバーするタイプを「フルレンジ」、低音用と高音用のふたつのユニットで鳴らすものを「2WAY」、低音・中音・高音3つのユニットで鳴らすものは「3WAY」……となっていきます。
ひとつのユニットで低域〜超高域まで幅広くカバーするのは大変なので、守備範囲を分けて分担させた方が音も効率も良くなります。そういった意味ではユニットが多ければ多いほどOKになりそうですが、そこにはマイナス要素もあります。
複数のユニットがあると、ひとつの音声信号を帯域に応じて担当のユニットにだけ伝達しなければいけないので、ユニットが多ければ多いほどその「ディバイディングネットワーク(分割回路)」(以下略して「ネットワーク」)が複雑になってしまいます。そうやって音声信号の伝達回路が複雑になるほど音声信号は劣化していきます−−平たく言えば音が悪くなる、ということです。また、ユニットが多いと、各ユニットの音のバランスをとるのも大変です。
かといって、ユニットがフルレンジ一発だけだとどうしても低音と高音が犠牲になり……ということで、市販スピーカーでは、小型スピーカーは2WAY、大型になると3WAYあたりが主流のようです。

<スピーカーの形態〜エンクロージャー(箱)の形編〜>
スピーカーの分類は、ユニット数以外でもエンクロージャー(箱)の形で分類できます。
単純に平板にユニットを取り付けただけの「平面バッフル」から、密閉した箱にユニットを取り付けた「密閉型」、密閉型に低音増強用のパイプをつけた「バスレフ型」、低音を増幅させる複雑な経路を内蔵させた「ロードホーン」などなど、ホントにいろいろあります。
それぞれ特徴があって長所もあれば短所もあるようですが、それなりのサイズで収められて音質的にも無難な密閉型とバスレフ型が主流のようです。

ざっとスピーカーの分類をまとめると以上のようなカンジですが、色々と検討した結果、私の自作スピーカー第一弾はブックシェルフサイズの「2WAY バスレフ型」で行くことにしました。
まあ、なんだかんだウンチクを勉強してみたものの、結局無難な路線って訳で(笑。

2WAYとなると、高音用ユニット(ツイーターと言います)と低音用ユニット(ウーハー)にそれぞれ音声信号を選別して送ってあげないといけません。先述のネットワークってヤツですね。

箱作りは家具やらなにやら作っているのでそう難しくもないんですけど、問題はこのネットワーク。電子回路なんてチンプンカンプンなんですわ。
そもそもハンダ付けだって、「ハンダごてでハンダを溶かしてジュッと付けちゃうんだよね?」ってぐらいしか知識がありません。

仕方がないので自作スピーカーの入門本を3冊ほど買ってみました。
原理的なところはなんとなく理解して、図例の回路図なんかも意味は判るようになりました(幸いなことにごく単純な回路で済みそうです)。が、どの本を見ても、どうも知りたいところが全て解決しない。
どの本でも、箱作りの実例なんかでは、道具の紹介から使い方、実作業の手順・工程まで事細かに写真つきで説明されています。でも、回路作りの実例に関しては一切説明がなく、回路図と完成品の写真が小さく出ているだけ。う〜ん、私としてはそこの詳細こそ知りたかったんですが……。
つらつら思うに、どうもこの自作スピーカーというもの、世間一般では電子工作の中級レベルという位置づけなのかも。電子工作に慣れてきた人がスピーカー自作に挑戦する、回路作りとかは経験済みだが箱作りなどの木工はやったことがない−−そんな人が一般的で、世間の入門本はそんな人たちを対象にしているんですわ。
私のように木工の延長で自作スピーカーに入る人は戸惑ってしまいますが、まあ愚痴を言ってもしゃあないです。回路自体は単純だし、テキトーに「なるようになる」って具合で進んでいきましょ。


と、事前に収集した情報の前置きはこのぐらいにして、ぼちぼち実際のDIYに入っていきますか。
コレを読んでる人も退屈でしょう。
とはいっても、まずはユニットその他の選定・購入etcあたりからですけどね。
初めてのことなのでゆっくりですけど、ちょっとづつ前に進んでいきましょ。


<追伸>
自作スピーカーの作り方を他サイト用にまとめたものがあるのですが、諸事情によりそちらがなくなりましたので、以下に掲載しておきます。参考になれば嬉しいです。
 ●初めての自作スピーカー作り方講座 基礎編T「スピーカーって自分で作れるの?」
 ●初めての自作スピーカー作り方講座 基礎編U「スピーカーの構造〜フルレンジとマルチウェイ」
 ●初めての自作スピーカー作り方講座 基礎編V「エンクロージャーの構造あれこれ」
 ●初めての自作スピーカー作り方講座 実践編「フルレンジ・バスレフスピーカー作りT 箱の材料選びと切断」
 ●初めての自作スピーカー作り方講座 実践編「フルレンジ・バスレフスピーカー作りU 材の板取設計」
 ●初めての自作スピーカー作り方講座 実践編「フルレンジ・バスレフスピーカー作りV 各パーツの加工」
 ●初めての自作スピーカー作り方講座 実践編「フルレンジ・バスレフスピーカー作りW 箱の組み上げ」
 ●初めての自作スピーカー作り方講座 実践編「フルレンジ・バスレフスピーカー作りX 配線とユニットの取付」
 ●初めての自作スピーカー作り方講座 「密閉型エンクロージャーの設計・容積計算方法」
 ●初めての自作スピーカー作り方講座 「バスレフ型エンクロージャーの設計・容積計算方法」



2WAYスピーカーDIY


記念すべき自作スピーカーの第一号は2WAYバスレフ。
名づけて「かおなしSpeaks」。
−−理由は、ScanSpeaksのユニットを使ってて、そしてなんとなく『千と千尋の神隠し』にでてくる「かおなし」に見えるから。ま、深い理由ではないけどね。
自作2WAYスピーカー ユニットの選定と下準備

ユニットが決まらないと、ネットワークも決まらなければ箱も決まらない。
箱が決まらないと、完成イメージが決まらない。
とにもかくにもまずはユニット決めなんだけど、最後はエイヤで決めちゃいました。

→ユニットの選定と下準備を見る

エンクロージャー(箱)のDIY

上の「ユニットの選定と下準備」で軽く実験をした曲げ木の本番。
ラウンドフォルムのかっちょいい(と自分では思ってる)スピーカーが出来上がりました。

→エンクロージャー(箱)のDIYを見る

フルレンジスピーカーDIY フルレンジスピーカーDIY

スピーカー製作第二弾は、フォステックスの限定ユニットを使ったいわゆる「フルレンジ一発」。

現在の仮称は「Eyes」。
−−理由は出来上がってからのお楽しみ。

→フルレンジスピーカーDIYを見る

電源まわりのDIY 電源まわりのDIY

ピュアオーディオでは、電源まわりも大切。
賛否両論あるけどね。

ウチは林の中の別荘地、元々電源環境は悪くないとは思うけれど、このあたりで足元を固めておくのも悪くない。

電気関係をいじるには免許がいるんだけど、
出来る範囲でやっておきましょ。

→電源まわりのDIYを見る

サブウーファー改造DIY サブウーファー改造DIY

我が家のサブウーファーはシアター用。
重低音の量感はしっかりあって映画の迫力はGOODなのですが、ピュアオーディオとして聴こうと思うとモコモコで遅くてダメダメです。
そこで、(保証期間も終わったことだし)思い切ってピュアオーディオ風に改造してしまうことに。−−ダメじゃイチから新しいのを作れば良いもんね。

→サブウーファー改造DIYを見る