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"常に未完成の家" DIY的家作り LOG note

ピュアオーディオへの道

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いろいろ落ち着いてくると、肝心の音がどうしても納得いかない!
ということで、ページタイトルも「ピュアオーディオへの道」と改め、ええ〜い、この際イチからやりなおし!!

2008年1月23日 スピーカーのレイアウト変更

年も明け、5.1ch環境も落ち着いて、スピーカーのエイジングも進んで参りました。
が、どーも音が今ひとつ。
映画を見たり子供がゲームをする分にはそんなに悪くはないんだけど、音楽を聴こうとするとフロントに使ってるYAMAHA NS-C325の音がイマイチで、どーにもこーにもまるでナットクいきません。まあ、C325はそもそもそういう使い方をするスピーカーぢゃないんだけど、さ。
こうなったらフロントスピーカーを良いものに買い替え、今のフロントに使ってるC325はプレゼンス(フロント上部のスピーカー)にまわすしかないでしょう。という訳で、インターネットで色々候補を当たってみました。
−−ところが。
C325に合わせてTVボードを作ったので、他のスピーカーはほとんど入らないことが判明。
やっちまったあ、と思いつつしつこく調べていくと、ピュアオーディオ用のスピーカーで、B&WのCM1という機種がTVボードを微調整すれば入りそう。
お値段もピュアオーディオの入り口クラス(?)で結構なものがありますが、評判も良さそうなので心の中ではほぼ内定。
高価な買い物なので、念のため折をみて甲府のオーディオ店まで頑張って試聴にいってきました。

で、試聴させてもらった感想は−−ありり??
確かに評判のとおり音の解像度が高くて私の鈍い耳でもクッキリハッキリ、そりゃもう素晴らしいんですが、なんていうか「それだけ」?に聞こえました。低音についても、小ぢんまりとした空間でニアフィールド気味に聞く分には充分なのかもしれませんが、ウチのような広めの空間で聞くには厳しいと思われ。
う〜ん、と首をひねっていると、店員さんが寄ってきて親切に色々と教えてもらうことが出来ました。

まずは現状(左の写真)ですが、このTVボード発想自体がそもそもダメみたい。
シンプルすっきりレイアウトでいいじゃん、って思ってたんですけど、コレは素人考えで音響的には大NGらしい。基本的にはスピーカーは自分に向けていないときちんと聞こえないそうです。あは、まるであさっての方向に向けちゃってます(汗。
それと、やっぱりC325をフロントに使っているのも力不足の一因らしい。せっかくトールボーイの大型525Fがあるのになにしてるのよ、という厳しい指摘。(実際はもっとソフトな言葉だったけどね。)
というようなことで、まずはレイアウトの変更etcで色々試してみてください、買い替えはそれから考えましょう、との販売店の店員らしからぬ親身なアドバイスをいただきました。(ホントにありがとうございます!)
まあせっかくだからいくつかイイモノを聞いていきますかってことで、別部屋の高級スピーカー群を聞いてみました。(後から思えば、いい人だと思った店員さんの、海の底より深い策略がそこに。。。)
まず、気にはなっていたYAMAHAのSoavo-1。これまでなんとなくYAMAHAで揃えてきていたので、同じメーカーのトップスピーカーってことで一応チェックはしていたのです。さすがに値段相応の良い音だあ、と感心していると、店員さんが次のスピーカーにカチッと切り替え。

同じトールボーイタイプのFostex G1302というスピーカー。

これが。
なんとまあ。

Soavo-1の(良く言うと)「ふくよか」な中低音の余計な部分をシャキッと削ぎ落としたような、なんとも鮮明で透き通った素晴らしい音であります。スピーカーの宣伝文句に「見通しの良い」という言葉をよく見かけますが、こういうことなのね、と一人納得。カチッとSoavo-1に戻してみても貰いましたが、もう比較にならないぐらい。開いた口がふさがらないところで、こんなのもいいですよ、と店員さんがもう一度スピーカーの切り替え。






今度はブックシェルフタイプでなにやら上にちょんまげがついているスピーカー。B&Wの805Sという機種とのことです。
これがまた。
G1302と同様に見通し感たっぷり、こちらは音に若干の温かみを含ませた感じ。トールボーイでもないのに中低音が実に豊かに広がってます。やっぱりSoavo-1とは比べ物になりません。うわあスゴイ世界があるもんだと感心しつつ、念のためボリュームを動かしてもらいました。箱が小さい分、中低音を出すにはハンデがある訳で、どこまで大きい音を出せるか聞いてみたかったのです。(ウチは視聴空間が無駄に大きいですからね。)
店員さんはノリノリで、他の客に怒られるんじゃないのってところまでボリュームを上げてくれましたが、これがしっかりついてきてました。他の客の視線を感じてビクビクしつつ、そんなに大型スピーカーって訳じゃないのに頑張るなあ、と感心至極。
他にも何機種か試聴させてもらいましたが、このクラスだともう好みの問題しか差がないんじゃん?ってカンジでした。ちなみに私の好みは……やっぱり上に挙げたふたつ、Fostex G1302か、B&W 805Sかなあ。
そうそう、当初「内定」と思っていたCM1は、すっかり内定取り消しとなってしまいました。
上のスピーカーのあの音を聴いちゃあねえ。。。
とはいえ、ヤツラはピュアオーディオ、言葉を変えると高級オーディオの中堅どころ。とんでもなく値が張ります。そして、ヤツラを仲間に入れると、アンプから何からそれなりのグレードにアップさせなきゃいけません。
お小遣いでの購入を考えると、それらをそれなりに揃えるには○年計画という壮大な計画が必要になります。でも、いい音だったんだよなあ……。

さて、気を取り直して、我が家の「音質改革」、お金がかからない辺りをやってみました。
まずはスピーカーの移動。

我が家でイチバン良いスピーカー、トールボーイのMS-525Fをフロントに。
とはいっても意外に大変でした。TVボードの向かって右側のローボード部分をノコギリでCUT、TVボード自体の幅を縮めてなんとか525Fが入るスペースを確保(このページ上部の写真と比べてみてください)、なんとか強引に突っ込みました。色々と置き場所を試したりもあって、まる一日かかっちゃいました。
ロフトへのはしごにギリギリだったり、TVに対しての非対称が気になるところでありますが、とりあえずフロントスピーカーはこんなところで。
それと、ウーハーはYAMAHAのYST-SW325、こいつは360度に低音を放出するタイプなので、こうやって棚の中に突っ込むのは実はNG。音がこもってモコモコ感の原因になるそうな。表に出したいところだけど、どこに出そう……。まあ今日のところは勘弁しときます。

ちなみに、一日を費やして移動した525Fの音は……
捨て値に近い値段で買ったスピーカーなので忘れてましたが、定価はペアで12万6千円のスピーカー。
何気に良い音です。
先日試聴した同じYAMAHAのSoavoのように中低域が膨らみすぎの感があったので、アンプのイコライザでちょっと絞ってやったところかなり満足いける音になりました。
ただしそこには若干のインチキ感(?)があるのと、B&Wの805Sあたりとではかなり劣ります。そして、ちょいと強引なレイアウトになっているので、TVボードを作り直す必要もあり。
作り直すとしたら、やっぱりトールボーイはレイアウト的に無理が出るので、フラットなTVボードに作り直して、その上にバランスよくTVとブックシェルフかなあ。
ブックシェルフ−−805S? 憧れるねえ。。。
将来的にはその辺りへ買い替え&そこでTVボード再作成、としたいところであります。
とりあえず5年計画ぐらい?(笑。


ピュアオーディオへの道 その2 へ続く)