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"常に未完成の家" DIY的家作り LOG note

自作スピーカー ユニットの選定と下準備

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2009年2月29日 ユニットの選定

スピーカーのユニットは、たくさんのメーカー、そしてたくさんの機種があります。市販スピーカーでは(価格コムなどで)製品の比較レビューを参考に出来るのですが、単体ユニットに関しては市場が小さいことと、その他の要因(箱とネットワーク)での変化が大きすぎることなどから、ネット上では比較レビューのようなものは見当たりませんでした。つまり、何を選べばいいかさっぱり判りません(笑。
とりあえずメーカーを選んで、そこから予算その他でピックアップしていきましょ、という作戦をとることにしました。今回ざっと目に付いたメーカーは
<Fostex>
 国産ユニットメーカーの雄。自前のスピーカーも出していて、以前試聴したG1302は素晴らしい音を出していました。ユニットも国内では定番、世界的にも評価が高いようです。また、ユニットごとに「推奨箱」という標準エンクロージャーの寸法を公表していたり、関連アイテムも充実していたりと、初心者に対しての心配りがありがたいところです。
<TAD>
 世界を席巻した(らしい)パイオニアのTADスピーカー。一度は使ってみたいのですが、口径が大きく特大の箱を必要とすることと、お値段もかなり高いので手が出せません……。
<morel>
 イスラエルのユニットメーカー。高級スピーカーメーカーにユニットを提供している世界的大手。
<ScanSpeak>
 デンマークの高級ユニットメーカー。特にツイーターの評判が高く、世界的スピーカーメーカー「Sonus Faber (ソナス・ファーベル)」の何百万円というスピーカーで使われていることも有名。
<Audio Technology>
 同じくデンマークの高級メーカー。有名なスピーカーブランド「Dyaudio」の技術陣が独立して作った会社とのこと。やっぱりハイエンドの音がするそうな。
<Seas>
 ノルウェーのメーカー。ここも世界的に有名なようです。

まだまだありますが、キリがないのでこの辺で。
まずメーカーを絞って…と思っていたら、とてもじゃないけど絞りきれず。直感で「ScanSpeak」で行ってみよっかなあ、って程度です(笑。
そんな中、とあるショップの対応がとても丁寧で、しかもニガテなネットワーク(完成品)をつけてくれるとのこと。ネットワークに関しては組み方とかがいまひとつ自信がなかったので、コレを実物の教科書として使ってしまえば万事好都合。始めは作ってもらったネットワークをお手軽に使ってもいいもんね。
ということでユニット&ネットワークが決定、発注もしてしまったのでした。

2009年3月14日 ユニットその他が揃ってきました!

数日前からぼつぼつとユニットやその他小物が届いてきたので、まとめて紹介します。


ツイーターはScanSpeakのD2905/970000。
ネット上の数少ない情報の中では、上品質な定番モデルとの評判。
どんな音がするんでしょ? 楽しみです。

ちなみに、我が家はK-Ta君がやんちゃざかり。
なんらかのガードは必要だよなあ・・・と思っていたら、ドームに柔らかいネットが被せてありました。
これならこのままでOK。ラッキー。



ウーハーはSeasのCA18RNX。
予算が厳しくなってきたので、金額的に妥協が入りました。
でもしっかりしたメーカーのボチボチのモデルなので、そう悪くはないハズ。
アップグレードする時はAudio Technologyのものを使ってみたいなあ、と。

それとコイツにはグリルガードが必要。
ネットで手配しなきゃ。




これがユニットにつけてもらったネットワーク。
回路図やその他資料なんかも同封してくれてありがたい限りです。

当面はコイツを使うとして、落ち着いたら自作のネットワークに替えて試行錯誤してみよう。

その他、吸音材やバスレフのポートなども続々と届いております。
なんかワクワクするねえ。。。

2009年3月14日 ひとつ実験してみたいことが・・・

さて、部材も揃ってきたのでそろそろエンクロージャーの設計と製作に入りたいところですが、その前にひとつ実験したいことが。

これはB&Wの805Sというスピーカー。
側面が弧を描いているの、わかりますか?
このテの非・平行面はスピーカー内部の余計な定在波を減らすために多大な効果があるそうな。

今度の自作スピーカーに、ちょっと取り入れてみたいな、と。

ただ、こういった曲げ木は機械がないと難しいんだけど、ちょっと思いついたことがあるので、モノはタメシで実験実験。



曲げ木には、型と圧力、プラス熱が必要。これが常識です。
ちょっと試してみたかったのは、いきなり厚い材を曲げるのではなくって、薄い材を重ねて曲げながらボンドで圧着するとどうだろ?ってこと。

端材で実験、何かの足しにはなるかって、薪ストーブの熱にも近づけてみました。これが上手くいけば、音質的にもデザイン的にもいいんだけど・・・






自作スピーカー エンクロージャー(箱)の製作 へ続く)