ユニットの選定と下準備の最後での実験がぼちぼち上手くいったので、本番に挑戦!
ん、何の本番か、だって?
そう、弧をつけた側板を作るのです。まあ見てなって。
でも、実験は端材だったので、本番の大きいサイズでどうなるかは不明。ま、いってみましょ。
まず、型となる治具を作ってみました。
上から3段に板がありますが、一番上が型。
真ん中(ジグソーが載っている材)がカットする材で、一番下はカット台です。
うん、これだけじゃ何をしようとしているか全然意味不明です。
で、治具の型に沿って同じカットが入った材を量産し、積み上げていきます。
カットしている材は2×6。ボチボチの厚みがあるので、今回は12個あれば足りそうです。
でも、治具があるとはいえ、精度が命。緊張のカットが続きます。
でも、だんだん形が見えてきた、かな。
ここまではイメージどおり進んでいます。
ジャジャジャーン!
薄手のMDF材を10枚ほど、カットが入った材の間で圧着してます。
弧をつけてカットを入れているので、圧着完了時には「弧を描く板」が出来ている−−予定です(笑。
ちなみに、締め付け用の治具はシンプルだけど超強力。がっつり圧力が入ってますよー。
この状態で薪ストーブ脇に48時間放置プレイです。さてどおかなーーーーーーー。
このところ仕事が忙しく休みがない日々が続いています−−が、圧着作業は続いております。
上の写真で圧着してるのは1枚。
スピーカーの側板に使うので両側で2枚、スピーカーは左右ペアの2台1セットなので2枚×2台分で合計4枚必要。1枚に48時間かかるんだけど、作業自体は接着剤を塗りたくってMDF材を重ねて治具にセットするだけ。
なので、2日に一度、仕事から帰った後に新しいモノをセットして放置していく流れです。
8日間をかけて4枚を作成後、ロフトの上部(熱気が溜まりやすいところ)で更に乾燥させてます。
弧もしっかり固定され、強度も満足できるレベルになりました。
だけど、ここから先を進められる休日が当分ない。
ムムム・・・。
ようやくフリーの(何も用事がない)休日がやってきた!
まずは乾燥させまくった側板を寸法にカット。
さすがに乾燥は充分でしょー。
さて、ここでのカット精度が後々に影響するので慎重に作業を進めます。
が、弧を描かせている分、どうもやり辛い。
修正をしても±0.5mm程度のブレが残ってしまいました。ヤバ……
ま、あまり細かいことは気にせずに、と。
カットを済ませた側板に合わせ、MDFの18mm厚の3×6板から前・後ろと上下の板を切り出します。おお、たいぶ形が見えてきたねえ。
ん、ここでも上板と底板のカット精度がイマイチ。
今日はどうもイカンです。
ま、あまり細かいことは気にせずに、と。ははは。
さてさて、どんどん進んでいきましょー。
前板にユニットが入る穴を開けて−−
そうそう、フロントバッフルはこの上に材種を変えてもう一枚かぶせる予定なのです。MDFだけじゃ見た目も味気ないし、形ももうちょい遊んでみようかと。
という訳で、この前板は下地材という位置づけなので、将来的にユニット交換にも対応できるように大き目のこんなブコツな開口としてみました。
あと、写真では判りづらいですけど、前と後ろの板に側板が入る深さ2mm程度の欠きこみを入れてあります。
ここに側板をはめて前後左右の縦板をグルリと圧着、プラス上板&底板を上下から圧着、という段取りです。
現在、圧着中・・・。
そしてまた48時間放置、もう1台分のパーツも作ってあるので、(休みはなくとも)2日後の夜にもう1台を圧着に入る予定。
これでエンクロージャーのベースとなる箱ができあがり。
いよいよ仕上げ用の前板、もといフロントバッフル(こっちはカッコよく呼ばなきゃね)の設計に入ります。何の材をつかってどーゆー形にしようかなあ。。。
昨夜で圧着が完了。
接合部の段差のヤスリがけとコーナーの面取りをして・・・ジャジャーン、こんなカンジ。
この上にツキ板を貼って、フロントバッフルがつけば完成だあ!
どんな音がするんだろ。ドキドキするねえ。
ちなみに開口部に口を寄せてしゃべるといいカンジで響いているのが判ります。
うおお、ちょっと感動……って当たり前か。
さて今日は一日スピーカーを作って過ごせます。よっし!
まずは箱本体にツキ板を貼るところから。
知ってはいたけど実際に自分でやるのは初めて。慎重に行ってみよ。
ツキ板の素材はウェンジにしてみました。深い理由はないけど、B&WのCMシリーズが好印象だったので、それを真似したってところ?
実物はだいたいイメージどおり、早速ハサミでちょきちょきとカット。写真はそれにボンドを塗ったところです。
このボンド、ちょっと特殊で、硬化剤の入っていないタイプ。
しっかり乾燥させてから、アイロンの熱を使って貼り付けていきます。
貼ってみると、思ったより色目が薄めだったので、手持ちのワトコを軽く塗ってやりました。
で、左の写真のカンジに。
まあ、ボチボチですな。
コイツはこのまま乾かしておいて、その間にフロントバッフルの製作に取り掛かりますか。
う〜ん、一日作業できるって素晴らしい。。
(自作スピーカー エンクロージャー(箱)の製作 その2 へ続く)