自作スピーカー第二弾はいわゆる「フルレンジ一発」。
ユニットはフルレンジ用の一発だけ、当然ネットワークもナシのシンプルスピーカーです。
今回は、まずユニットが先に決まってます。
ちょっと気になるフルレンジ用のユニットがあるのです。
純マグネシウム、HR形状の振動板を使ったFOSTEXの限定ユニット、MG100HR。
以前試聴して好印象だったスピーカー、G1302で使われているスコーカーの親戚が単品売りされているようなもので、かなり期待しています。
まあ、「フルレンジ一発」はそもそも眼中になかったんですけどね。
どういう風の吹き回しかというと、今使っているYAMAHAのAVアンプは、「プレゼンススピーカー」と呼ばれるフロントスピーカー上部に設置する効果音用のスピーカーを付ける事ができます。
ホントは全てのスピーカーを同系列のもので揃えた方が良いんだけど、効果音メインのスピーカーだし、ちょっと遊んじゃおうかと。
で、気になるユニットではあるし、悩ましいネットワークも要らないし、何事も経験ってな訳で、
自作スピーカー第二弾はMG100HRを使ったフルレンジ一発に挑戦!
今作の仮タイトルは「eyes」。
乞うご期待!!
だいぶ進んだ薪割りをささっと切り上げ、今日の午後はスピーカー作りなり。
前回うまくいった曲げ木で今回も行くことにして、まずは型の切り出し。
2×8材をジャジャジャンとカット、
なんかもう手馴れたもの???
型を組み上げ、MDFの2.5mm材を
寸法にカットしたところ。
デッキが雨で使えないので、かろうじてサブロク板を置ける玄関先での作業。
その割にはなんかサクサクと作業が進みます。
そしたら木工用ボンドを塗りたくって
重ねていきます。
今回は7枚重ねとしてみました。
1枚2.5mm×7枚で約18mm厚の材になったってことだ。
ちなみにその厚さには深い理由はありません。はは。
そして、例によってガッツリ圧着。
今回は前回より弧がきつい。
大丈夫かな…ちょっと不安ですね。
ま、二日後に結論がでます。
曲木はとりあえず成功。
今日の休みは午前中薪作り、午後はスピーカ作りをすることに。
写真は周囲をカットして形を整えたもの。
なーんかイメージとズレてる気が・・・。
まあ、あまり細かいことは気にせず、
他のパーツを切り出していきましょー。
でも、なんかシルエットが厚ぼったいというか、なんというか。
もうちょっとスマートなイメージだったんだけどなあ。
寸法のバランス間違えた??
でも、ここまできたら行くしかないでしょー。
ざっとパーツを仮組みしてみました。
今回のバスレフポートは両サイド。
こんなカンジでどうでしょ?
てか、やっぱ厚ぼったいや。
もっと高さを抑えて横幅を伸ばすべきだったかも。
仮称「Eyes」の脳内イメージやいずこ?
まあまあ、どんどん進めていきましょー。
前回の2WAYスピーカーと同様、フロントバッフルに取り外し式でハードメープル材を使うことに。
形は悩んだけど、「Eyes」のイメージから離れてきていることもあり、いっそのこと前回の2WAYスピーカーを踏襲して同系列に。
ん? テヌキじゃありません!
で、バッフルが出来たのでエンクロージャー(箱)も組み立て。
2つ重ねて圧着。
うんこれは楽チン。
このところ仕事が忙しくて休みがないけど、この後、夜家に帰った後で夜な夜な重ね塗りをしておりました。
さて、ようやくしっかりとした休みが取れ、がっつり塗りを重ねたエンクロージャーにフロントバッフルを取り付け。
こんなカンジ?
「Eyes」イメージとは離れたけど、ま、OK?
この位置で仮の音出しをしてみましたが、
まだ無調整なのにかなりイイ!
プレゼンスに回すのもったないなあ。
とはいっても、そんなにうじゃうじゃスピーカーを置いておくスペースはありません。
やっぱり(というか当然)予定どおりの壁面取り付けです
角度がかなり自由に調整可能なYAMAHAの壁付け用ブラケットを取り寄せてみましたが、思った以上にしっかりしているのでひと安心。
取り付け後はこんなカンジです。
見た目的には、ユニットのシルバーが良いアクセント。
さすがにこの位置だと、グリルガードをつけなくても我が家の小さな壊し屋さんの射程圏外でしょう。
プレゼンススピーカーとしての接続しかしていないので詳細な音の確認はできてませんが、映画鑑賞時は上下方向&奥行きの表現がホント広がりました。
それと、思わぬ効果として、貧弱なセンタースピーカーから出るやや貧弱なセリフ、これをかなり補ってくれています。
まあ、次はセンタースピーカー作りだね。
全景としてはこんなカンジです。
バッフルをカクカクさせたから更に「Eyes」じゃなくなったけど、
”目”っていえば”目”みたい、でしょ?
という訳で、以上、スピーカー「Eyes」製作記でした。
(電源まわりのDIY へ続く)