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"常に未完成の家" DIY的家作り LOG note

電源まわりのDIY

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ピュアオーディオでは、電源まわりも大切。
(賛否両論あるけどね。)
ウチは林の中の別荘地、元々電源環境は悪くないとは思うけれど、このあたりで足元を固めておくのも悪くない。
電気関係をいじるには免許がいるんだけど、出来る範囲でやっておきましょ。。

2009年10月3日 電源タップのDIY


まずは免許がなくても自分でできるところ、電源タップの自作から。

オーディオの電源関連の老舗、オヤイデ電気から電源タップの自作キットが出ているので買ってみました。
パーツを広げ、なにやらよく判らないけど、ま、ひとつひとつを丁寧確実につないでいけばOKでしょ。レッツゴー!






付属のコードを必要な長さにカット、線をむいたところ。

このキット自体には取説はついてなかったけど、オヤイデ電気のサイトにぼちぼち丁寧な説明があったりで、色々と調査・確認しながらの作業です。

ふむふむ、緑はアースなのね、と。






これをコンセントパーツに接続。

緑をアースへ、白をN(ニュートラル?)へ、黒を残りのところへ、それぞれのビスの後ろの隙間へ突っ込んで、プラスドライバーで確実に締め付けいくだけ。

作業自体はいたってカンタン、電気を通したときのことを考えてちょっと丁寧に仕事をするだけです。





今回はコンセントが2つ並列のタイプなので、そっちへも並列にジャンプ線を取り付けます。
アースからアース、NからN、といった具合。

それ用の差し込み口もビスの後ろに用意してあって、ホント親切なつくり。
楽チンな分、丁寧確実に作業を、と。






接続したら今度はセット付属の塩ビBOXに取り付け。

将来的にはBOX内側に電磁波対策とかを盛り込んでも良いみたいだけど、まあ、今回はこのまま。

ここもプラスドライバー1本で取付け完了。
キットって楽でいいねえ。






最後に差し込みプラグをつけて、完成!
調べながらの作業だったけど、こんなにカンタンなものだったとは。。。

ちなみに、電源ケーブルがこんなに短いのは理由あってのこと。
まずひとつはこの長さで必要充分ということと……







ジャーン!
余った電源ケーブルで、アンプ用の電源コードも作っちゃおう、という作戦なのでした。
今回のキット付属のケーブルは「TSUNAMI」という評判の良いもの。あえてオプションでちょっと長め指定にしておいたのです。
そしてプラグも1組余計に手配をしてあって(左の写真)……これでアンプ用の電源ケーブルも作れちゃうもんね。
あったまイイなあ、私ってば。(←それが普通?)


2009年10月6日 コンセント交換&アース工事

さて、いよいよ電源まわりの本命、壁コンセント交換であります。

モノはオヤイデ電気の「R1」をチョイス、これに賛否両論があるアース工事も同時施工してもらいました。ホントはブレーカーのところから専用線を引っ張っちゃうのが良いらしいんですけど、さすがにまだそこまでは…。

さて、気になる今回の結果は…
まず一聴して、「変わった!」。
ひとつひとつの音が分離して、ハードロックを聴いてもヘヴィメタルを聴いても、重なり合った音がそれぞれしっかりと鳴っています。低音の量は減りましたが、引き締まったシャープな音になってきました。全体として、くっきりとした輪郭の音、と言えばいいのかな、そんな印象の音に変わりました。
まあ、まだまだ機材的に弱い部分が多いのでピュアオーディオを語るほどではないんですけど、それでも現状の機器でココまでの音が出れば上出来。これで将来の足元固めは出来たかな、というカンジです。

ちなみに今回、「壁コンセント交換」「アース化」「電源タップ」に加えて(上記にはないですけどコンセントを差し替えるついでに)各機器の系統別の電源分け、この辺を一気にやっちゃったのですが、やっぱり電源まわりは効果アリ、ですねえ。あは、一気にやっちゃったのでどれがどう効いたかは判らないですけど(笑。

次は一番の弱点、「音の入り口」。
それはCDプレーヤーというよりも、昨今の流れはPCコラボ(PCでの音楽再生)もしくはその付近。iPodから驚きの良音を取り出せるWadia「iTransport」をチェックしてたんですけど、ONKYOからも良いものが出た様子。しかも安い(!)。お小遣いを貯めて行ってみるかなあ・・・。
それともその前に単体DAC? ん〜悩ましい!!

2009年11月27日 iPod + ND-S1 導入!

こいつはDIYではないですけど、最近ハマってるオーディオ的には記録に値する内容なので
やっぱりここに載せとかなきゃ。

噂のONKYO「ND-S1」、iPodとセットで
買っちゃった!
これまではPCからAirMacExpressでデータを飛ばして音楽再生してたんだけど、使い勝手は悪い(いちいちPCを立ち上げなきゃ音楽が聴けない!)やら何やらで、どーも今ヒトツ。
だが。
これさえあれば、300曲以上を手軽にジュークボックス的に流すことが出来るのだ。





そして、先日こっそりとGETしておいた単体DAC、north star design「MODEL192 DAC MkII」に接続してやって、と。

これでCDプレイヤーいらず。
もう時代の流れ的にCDプレイヤーは頭打ちになりつつあって、今更それを買うのも…ってためらってたんだけど、結局買わなくて良かった。俺、グッジョブ!




ん? ちょっとヲタク的な領域なので簡単に解説しときます。
まず、スピーカーやアンプに流す音声信号はアナログ形式ってのが大前提。でも、CDに入っている信号はデジタル形式。そこで一般のCDプレイヤーは、@CDからデジタル信号を読み取る → Aそのデジタルデータをアナログ形式に変換して出力、というふたつの仕事をしている訳です。それが一般のCDプレイヤー。
これがピュアオーディオの世界になってくると、@とAの機械を別々にしてより高音質を求めていくのですわ。@はCDトランスポート、Aはデジタル/アナログコンバーター(通称DAC)なんて呼ばれています。@のCDトランスポートはディスクから信号を読み込むだけの機械ですが、これが実に奥が深くて、一番のネックはディスクを回転させなければ何も読めないということ。回転させるモーターの振動はもちろんのこと、回転の滑らかさ・精度なんかにもこだわっていくと、実に100万円以上の製品もあるぐらい。個人的にはうひょーってカンジですねえ。
さて、そんな中、デジタル技術の急激な進歩に伴って注目されたのが、家庭用のPC。
PCで楽曲をデータとして記憶させ、それを再生するようにしてしまうと、物理的に回転するCDから読み取る際のエラーやら音跳びやらはなくなってしまうんですね。ピュアオーディオを趣味として楽しんでいる人の中には、音楽再生専用のカスタムノートブックを使う人も多くいます。
と、前置きが長くなりましたが。
そしていよいよ「iPodトランスポート」の登場!
みなさんもご存知のとおり、iPodは小型の音楽プレイヤーです。
デジタルで楽曲を記憶してありますが、先述AのDACが内蔵してあって、イヤホンを挿せば音楽が聴ける、というシロモノです。もしくは、色んな別売りのDOCKに接続して手持ちのコンポなどで音楽を聴いている人もいるでしょう。
そして、そこに登場したのが、ピュアオーディオブランドWadiaの「iTransport」、次いでONKYOの「ND-S1」。このふたつのDOCKは、ピュアオーディオ的に言えば、まさに革命的!
iPodから、内蔵の超小型汎用DACを回避して、ピュアなデジタルデータをそのまま取り出すことが出来るのです(上記2機種以外の一般的DOCKは内蔵DACを回避できない/Appleの認可が要るのだとか。詳しくはONKYOのショッピングサイトONKYO DIRECTを参照してください。)
つまり、そのふたつのDOCKを使えば、音楽再生専用のカスタムノートブック(もしくは高価なピュアオーディオ用CDトランスポート)と同様の、回転系の物理的悪影響から解放されているピュアなデジタルデータの取り出しということが、コスト的にも使い勝手的にもごく手軽に出来てしまう。
あとは好みの単体DACを繋いでやれば、ン十万クラスのCDプレイヤーと同等の音を楽しむことが出来るってことだ。(単体DACの性能にもよるけど、ね。)
んー、CDプレイヤーを買わずに待っていて良かった!

で、iPod + ND-S1 + MODEL192 MkUをつないで聴いてみた感想。
−−良くはなった。けど、そう大きなものじゃない。ううむ。
たぶん、AVアンプ(YAMAHA DSP-AX1800)の限界かと思われ。
ただ、ふとした拍子にメインスピーカーのみの「ピュアダイレクトモード」じゃなくって7.1ch全てを使った「7chステレオモード」で聴いてみたら、それはびっくりするほど良くなってた。
良いヘッドホンで聴いた時のような、それが部屋全体に大きく広がっているような、そんな感じ。
音像が立体的にどうこう、ってのでは勿論ないんだけど、部屋全体が大きな良いヘッドホンみたいで、強いて言えば「音楽に包まれている」カンジ、かな。
これはこれで悪くはないので、最近はもっぱらそれで聴いてます。
でも、いつかアンプをパワーアップして、「音像が立体的にどうこう」って方向で楽しめるようにしてやるぞお!
(LuxmanからL507uっていうAVアンプとの併用ができる中堅クラスも出たんだよなあ。。。)


サブウーファー改造DIY へ続く)