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初めての自作スピーカー作り方講座 実践編W

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フルレンジ・バスレフスピーカー作りW 箱の組み上げ


<箱の組み上げ>
自作スピーカーの作り方 箱の圧着 各パーツの切り出し・加工が終わったら、いよいよ組み上げです。

スピーカーの場合は、椅子などの木工と違い、ホゾなどの木組みは必要ありません。木工用ボンドでの圧着だけで必要充分な強度を得られます。

圧着には、写真のハタガネと呼ばれる道具が便利です。木工用ボンドを塗って摺り合わせ、ハタガネでググっと圧をかけてやります。
接合面に隙間があると低音がスカスカになってしまうので、ボンドはやや多めに、そしてうまく直線での切断ができていない場合は、更に多く塗ってやってください。(隙間をボンドでつぶすイメージ)

圧力をかけてはみ出してきたボンドは、濡れたウエス(布)できれいに拭いてください。拭ききれていないと、後で塗装をする際、ボンドの部分だけ色がつかずに見栄えが悪くなってしまいます。
自作スピーカーの作り方 箱の圧着2 また、ハタガネで圧をかけていくと、木工用ボンドで材がすべって接合面がずれる時があります。
少しづつ圧力をかけ、ずれたらすぐに直しながら圧着を進めていきましょう。
慣れないうちは(時間はかかりますが)一枚づつ接着していくのが確実です。
一般的な木工用ボンドでは2〜3時間でハタガネを外して大丈夫です。

ひと通り接着が終わり箱の形になったら、接着部位をサンドペーパーでヤスリがけをします。段差を取り、拭ききれなかったボンドを削り取るイメージです。加えて面取り(角を少し丸める)をしたり、塗装に備えて全体をサンディングで整えれば仕上がりがグッと美しくなります。

自作スピーカー塗装
そして、最後に塗装をします。

ニスやオイルステイン、2液型のウレタン塗装などなど本当に色々な塗装方法があります。刷毛で塗るもの、ウエスに染み込ませて拭き上げ塗装をするもの、コンプレッサーにスプレーガンで噴霧吹き付け塗装をするもの、塗装方法も様々です。

また、市販のスピーカーの多くは、ツキ板を貼って見た目を整えてから塗装をしています。(ツキ板=厚手の紙程度に薄く加工した、ペラペラの板)

今回は、せっかく美しいシナアピトン合板を使っているので出来るだけその素地を生かすよう、オイルステイン仕上げとしてワトコのホワイトを塗ってみました(写真)。北欧系の家具をイメージさせる綺麗な白木仕上げのスピーカーとなってくれそうです。


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