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"常に未完成の家" DIY的家作り LOG note

薪作り(2006年)

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2006年4月7日


家の基礎工事の最中、伐採した松たちはここに移動されました。
こんなに量が……。写真に見えている奥に、もう一列あるんですわ。
一応、ストーブの薪にするんですけど、この量。ちょっと気が遠くなる……。
割り始めると場所を食うから、工事の邪魔になるしなあ、と言い訳をし、もうちょっと後までほっておくことにしました。
はは。



2006年6月28日 薪作りスタート


家も形になり、DIY的大仕事の屋根葺きも完了しました。
そして、いいかげんやらなければダメなのが、薪作り。
かなりの量の松がありますけど、試しにやってみたら、やはり手に負えない……。
そもそも松は水分が多すぎ、柔らかすぎるので、斧を叩き込んでも気持ちよくパカーンとは割れないものです。
そして、やっぱりウチの松も同じでした。
斧を思いっきりふるってもスポンジを叩いたような感触で、場合によっては樹液が飛び散るほどの水気の多さ。
木口をしっかり乾かすか、あとは薪割り機を使うしかなさそうです。どちらにしても先行して玉切りをせねば。
(それにしても…の量だけどね。)
玉切りは、山の端に細めの丸太でレールを作って、トビ(左の写真の下、棒状のもの)で引っ掛けて崩しながらの作業になります。






勢いの続く限り玉切りをして、邪魔にならないところに積んでみました。
玉切りの山はそれなりの量が出来るんだけど、どうも原木の山が減っている気がしない……。







2006年9月13日 薪割り、さすがにやばいッス


もう薪割りをしないと、いい加減やばいでしょ。

専門的なことを言うと、薪ストーブの薪は、木の種類よりも乾燥具合が大切。
よく「ナラはOK、松はNG」という人がいるけど、乾いた松と生木のナラがあったら、迷わず乾いた松を焚くべき。(乾いた松と乾いたナラだったら、ナラのほうが火持ちもいいし煤も少ないから良いんだけど。)

あと、より細部で言うと、二次燃焼に触媒を使うストーブの場合は、乾いた松ばっかりの場合は(ナラばっかりに比べて)触媒の寿命が短めになるかもしれない。経験的に、なんとなくそんなカンジがする。
ウチのは触媒を使わないタイプだから関係ないけどね。
まあ、木の種類的には松はあんまり良いとは言えないけど、しっかり乾燥させてやれば焚けないことはないってこと。

ちなみに、薪は割られてから乾燥が始まる。木はストローのような繊維の集まりだから、玉切りの状態だと中の水分がほとんど抜けない。一般的には、割ってから最低1年/ベストは2年、って、よく言うけど、まあ、ほとんどの人は、春先に割った薪を冬使ってて、まったく問題ないけどね。

と、前置きが長くなったけど、そんなこんなで、冬の薪を今また準備できてないってのは、いいかげんヤバいでしょ。しかもウチの薪は松オンリー、ただでさえヤニの関係で煤が多いのに。
という訳で、家の中の収納とかも作らなきゃいけないんだけど、薪割りが当面の最優先項目。
やったるで〜。

左の写真は、原木をチェーンソーで玉切りしたところ。
そいつを割って、パレットの上に並べたのが右の写真。
肩の高さまで積んだとして、だいたいパレット二枚で1ヶ月分かな。
ホントは、薪小屋を作ってソコに入れてけばいいんだけど、薪の乾燥を考えると、まずは割るのが優先。
とりあえずの仮置きです。さあて、最低6ヶ月分、気が遠くなる……

2006年9月21日 ええーい、薪割り機購入!!


薄々感づいてはいたんだけど、斧で割ってたら、到底終わらない…。
ということで、電動だけど油圧薪割り機を購入!!
結構パワフルで好感触であります。
パカパカ割って、手押し車でどんどん運ぶ。
手押し車、ホントは農作業用らしいんだけど、一輪車より荷台がフラットな分、積みやすいので流用しています。
この日は2時間くらいしかできなかったけど、この調子で頑張るぞ〜


2006年10月8日 本格薪割り、開始!


さあ、薪割り機も買ったし、本格的に薪割りスタート!
まずはチェーンソーで1m60cmの原木を玉切り…と思ったら、野積みだった原木、下の方に積まれてたヤツが土まみれ、湿気を含んでビショビショ。
ひとつは家の工事のとき、邪魔になるから動かしたいとのことでログ屋さんに移動してもらった経緯があるんだけど、どうやらその際、ちょっと雑だったから。
もうひとつは、原木に付いてた細かい木っ端やらおがくずやらが、この半年の雨ざらしの間に土になっちゃったから。
このままだと気持ちも悪いし、チェーンソーの刃にも良くない。
ということで、下にレールをかませ、広げて土を払いつつ干してから玉切りすることにしました。
写真は、初めに広げて乾かした分を玉切りし、空いたスペースに次の原木を広げたところ。
結構な量だけど、これまでにちょっとずつ割った分と合わせて、これで今シーズン分ぐらいかなあ?
ちなみに、手付かずの原木がこの写真の4〜5倍前後。
できればそれも一度干したいところだけど、まずは今シーズンの薪を作らなきゃね。

2006年10月17日 だいぶ割った、かな?


なんだかんだで忙しくって、ようやく薪割りの続きをしました。
上の写真、前回のと見比べてもらうと分かりやすいけど、玉切り分を結構減らしました。
ホントはこの休みで玉切り分は全部割って、広げておいた原木を玉切り、もう一度原木を広げて干す、ってところまでやりたかったんだけど。
結構割ったと思ってたんだけど、いざ積んでみたら、これまでのと合わせてようやく4か月分ぐらい(右の写真)。
でもまあ、どうやら年は越せそう。あと2か月分ぐらいはやっとかなきゃ。


薪作り(2006年)その2 へ続く)