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"常に未完成の家" DIY的家作り LOG note

AQUADROP GLASS COAT PREMIUM と AQUADROP HARD GLASS COATの違い

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AQUADROP GLASS COAT PREMIUM と AQUADROP HARD GLASS COAT それぞれの概要

今回AQUADROPを施工するにあたり、少し悩んだのが「AQUADROP GLASS COAT PREMIUM」(写真左・以下プレミアム)と「AQUADROP HARD GLASS COAT」(写真右・以下ハード)、どっちを使うか、てゆうか何が違うの?ってところです。

販売元もたいしたHPを作っておらず、調べるのも少し手間がかかったので、自分の忘備録も兼ね、簡単にまとめておきます。
同じように悩む人の参考になれば嬉しいですm(_ _)m



楽天やらアマゾンやらの直売店の記載情報や各種口コミを漁ったところは以下のとおり。
(不確かなネット上の情報を元に、あくまで私の主観でまとめたものなので間違っていたらごめんなさい)

ツヤエキスパート やベストセラーのピカピカレイン 系と比べ、成分やコーティング性能等は大差なさそう。
・ただし作業性に難あり、AQUADROPは揮発が異常に早く、施工に失敗する例もある。
  ツヤエキスパート → 気温による乾燥時間(10~25分)を見極め、最適のタイミングで拭き取り
             時間管理がやや面倒
  AQUADROP → 塗布後はとにかく即時拭き取り。時間をかけ過ぎると硬化が始まって失敗する
           かなり焦りそう
  ピカピカレイン → 塗布後すぐに拭き取りだが、AQUADROP程の危険はなさそう。一般向けっぽい
            安心して施工可
・値段はAQUADROPとツヤエキスパートが二千円以下、ピカピカレイン系はその五倍。
 作業の安心度・安定度を優先するならピカピカレイン系だけど、この価格差……。

<AQUADROPのプレミアムとハードの違い> 
・プレミアムはおそらく車ボディ専用(樹脂バンパーに使える等は書いてない)、被膜は撥水。
・ハードは「バンパー/ヘッドライト/モール/樹脂/ホイール用」、被膜は親水。
・ハードはボディにも使えないことはない。ただしプレミアム施工後に二度塗り用として限定。
・ハードの方が濃度が濃いが揮発が特に早く、施工の難易度が高い。
 「塗布後10秒以内に拭き取れ」「後からムラを発見して拭きなおすとガサガサの跡に……」等々、怖い情報も。




実際に買ってみて、付属の取説です。(プレミアム)
(写真をクリックすると拡大します)


抜粋すると、
・施工は炎天下・直射日光を避け、塗装面が熱くない状態で。
・成分は、アルコキシシラン・アルコキシシロキサン・IPA
・施工時は完全乾燥状態で、ガラスにはマスキングを。
・小面積で塗り込み後、時間を空けずにすぐに拭き取る。
・施工後2時間は絶対に濡らさない。
・施工後4~5日程度で完全硬化、それまでは傷がつきやすい。
 (洗車・からぶき不可、雨に濡れても拭き取らない)

こんなところでしょうか。
あと、
・テストの上、ホイールやヘッドライトに施工可
こんなことも書いてありますね。
それでもバンパーや樹脂パーツはダメなんですね〜
ちょっと残念。







さて、こちらはハードの取説。
(写真をクリックすると拡大します)

プレミアムと比べて目を引くのが、
・暑い季節は本剤を塗布したまま10秒以上放置しないでください
この一文ですね!
来たよこれ。ネットのガセネタじゃなかったんだ(^^)
まあでも「暑い季節は」の限定があるので、全部が全部ホントって訳じゃなかったんだけれども^^;

で、成分が「シロキサン」のみになってる、と。
濃度が濃いってのはこの辺なのかな?

あと違うのが、「施工後1~2日程度で完全硬化」という部分ですね。プレミアムが「4〜5日」なので、やっぱり硬化するのは早いみたい。半分から1/4の時間で完全硬化しちゃう。
施工時も同じ比率で硬化していくのかは???ですが、厳しいのは確かですね〜 (((( ;゚Д゚)))

とまあ、ネット情報や取説情報はこんなところで、あとは実際に施工してみてってところ。さあ逝ってみよう!




ハードとプレミアム、両方使ってみての感想

ハードの施工の難しさは充分理解したけれど、個人的には親水被膜が望ましい。
しかも今は厳寒期、暖かい日でも最高気温が2℃とか3℃とか、作業条件としては少し甘くなると思われ。

考えた結果、プレミアム2本とハード1本を購入しました。
作戦としては、
一度目の塗布はプレミアム。
その後バンパーや樹脂パーツにハードを使ってみて、行けるようだったら二度塗りはハードで。
(口コミどおりにヤバそうだったら二度塗りも大人しくプレミアム)
こんなカンジで作業開始しました。

作業開始時点の気温は1℃、その後暖かい日が差し、どんどん気温は上がって作業終了時は3℃に。
(作業自体は風通しの良い車庫の屋根の下で、直射日光は当たらない場所です。)

細かい作業光景や作業時の感想は
一度目の塗布(プレミアム)
バンパーと二度目の塗布(ハード)
を見ていただくとして、ここでは簡単に結果を報告いたします。


結論。

3℃という気温だと、ハードでも拭き取りまでに少なくとも1分は余裕あり。
キビキビ動けば、パネル単位での施工で充分余裕がありました。
拭き取り後に気付いて手を出した、拭き取りムラへのフォローを考えるともうちょっと余裕がありそうです。

ただ、拭き取り後15分ぐらい経過してから気付いた拭き取りムラ(写真)は、そのまま硬化してしまっていました。
プレミアムだと30分ぐらい経ってても大丈夫だったんだけどなあ……( iдi )

ちなみに、一部口コミにあった「後からムラを発見して拭きなおすとガサガサの跡に……」「施工中にタオルやスポンジがガチガチに硬化していく」ということはありませんでした。

気温が上がるとそうなっていくのかな??



ということで、低温の日ならハードでも充分に素人施工可能、という結果となりました。
個人的には、初春や晩秋の寒い日(7〜8℃程度?)ならハードにチャレンジしてもいいかな、といったところですね。(保証はありませんけど・笑)

夏? やるとしてもプレミアムオンリーです。
もしくはツヤエキでもいいかな。気温が高ければ乾燥待ち時間も短いですしね。
ハード、プレミアム、ツヤエキ、施工時の気温が選択の鍵ってことで。

ピカピカレインは……特価品でも見つけたら、です(^^)


<今回使った商品>
AQUADROP GLASS COAT PREMIUM
AQUADROP HARD GLASS COAT


追伸
 ハードの感触を掴むというお題目の下、バイクにも塗ってたら途中でハードがなくなるという事態に。
 なので二度塗りは、車の左側面だけプレミアムで施工しています。
 (左側面以外;一度塗りプレミアム/二度塗りハード、左側面;一度塗り・二度塗りともプレミアム)
 しばらく時間を置いて、双方の状態を比較報告するつもりです。お楽しみに。